戦後

2009年02月04日

戦後になり、堺や尼崎の臨海部などに

化学・金属工業が多数立地したが、

東京一極集中の傾向もあいまって、

昭和30年代後半に整備されだした

千葉県臨海部などに主力工場を置く企業も

多かったです。

結果、既に立地された阪神工業地帯の工場は、

他地域に比べ老朽化、小規模が

目立つようになっていました。

近年は、化学・医薬・機械分野の新工場設立や

増設、研究機能の集約が目立っています。

(2007年の例では、シャープの堺市への

液晶パネル工場の進出、旭硝子の高砂工場の増設、

パナソニック子会社によるプラズマディスプレイ工場増設、

塩野義製薬の杭瀬事業所への医薬研究機能集中など。)

播磨地区は工業整備特別地域に指定されていました。

また、近年、関西文化学術研究都市に

工業関連の研究都市がつくられ、

近畿の工業の発展において重要な役割を

果たすことが期待されています。  


Posted by とっぽぽ at 05:40

大阪湾岸

2009年02月04日

大阪湾岸にはエネルギー・鉄鋼業・

石油化学工業・機械工業が、

淀川沿いには電気機械工業・食品工業が、

ほか、泉南地域では繊維業が、

阪神地域などでは醸造業が展開しています。

また内陸部では、医薬・化学・機械関連の

研究所が多く展開します。

大阪などの商業資本と大消費市場、

水運を中心とした交通、

淀川による用水を背景として発達しました。

戦前は京浜工業地帯を上回る地位で、

日本最大の工業地帯であったが、

出荷額で太平洋戦争直前に京浜工業地帯に抜かれ、

近年は中京工業地帯を下回っています。

工場の立地が19世紀末からあったため、

老朽化が目立つこと、戦時体制下の産業統制、

企業統合を余儀なくされたこと、

繊維などの軽産業のウェイトが

高かったことが主因として挙げられます。  


Posted by とっぽぽ at 05:39

阪神工業地帯(はんしんこうぎょうちたい)

2009年02月04日

阪神工業地帯(はんしんこうぎょうちたい)は、

大阪府・兵庫県を中心に広がる

工業地帯です。

京浜工業地帯、中京工業地帯と比較した場合、

事業所数で見た規模は最も大きいが、

製造品出荷額で見た規模は第2位です。

事業所数(従業員4人以上)は34359、

製造品出荷額は31兆1028億円です。

(工業統計表、2006年)  


Posted by とっぽぽ at 05:37